修行の旅。

GW最大のイベント。
念願だった高野山巡礼へついにいって参りました!
昨年の「空海密教美術展」以来行きたくて行きたくて!
練りに練った完璧なコースにより大満足な旅になりましたよ♪



。。。とかいいながらコレ書いてる今9月w
もう完全にウロ覚えながらもったいないので
記憶の限り写真だけでものっけておこうそうしよう。



さ!そういうわけで改めてw
旅は前日の5/3の夜からスタート!
高速バスでまずは大阪へ向かいます。
今回自分の最寄の1コ隣の昭島駅から
大阪行きが出てるのを発見したのでそれでいくことに。
3列シートなのに早割りで5,370円。安い!
南海バス山陽バスの共同運行便らしいですが
今回の運転手さんは山陽バスの人。
ちゃんと乗務員さん2人いたし、預けた荷物に引換え札つけたり
トイレ休憩時にはバスのナンバー書いたカードくれたりと至れりつくせりでした☆
今まで乗った高速バスで一番快適だったかも!
次も大阪方面時は利用決定ですな☆☆☆


GWだけに渋滞遅延が不安だったんですが
流れもスムーズに到着予定6:55よりも早く
南海なんばのバスターミナルに到着。
ここから南海の特急「こうや」に乗っていざ高野山へ!
はウソで、特急までは時間があったので普通の急行に乗りました。
特急でも急行でも乗車時間は10分くらいしか差がなさそうだったので。
観光列車の「天空」にも乗って見たかったんだけどね〜。
本数限られてるので今回は断念。
この後橋本→極楽橋でケーブルカーへと乗り換えてやっと高野山へ到着!
http://www.shukubo.net/


めっちゃ寒い!!!
山の上は寒いかな〜?と思ってた以上に寒い!
駅を出たら一面に霧が立ち込めていて
もう聖地!って雰囲気がバリバリでした。
これは厳しい修行になりそうだ。。。
雨だったせいもあるけど、5月の高野山の寒さ、ご注意ください。


さて高野山についたらまずは荷物もおかずに根本大塔へと一目散。
目的は5月3〜5日に行われている「結縁潅頂」の整理券を受け取ることです。
「結縁潅頂」とはなんぞや!?
「仏様の世界を表す曼荼羅にお花を落とし、「仏縁」を結ぶ儀式です。
仏様の世界を体験的にふれる事によって、誰のものでもない本当の仏様にお会いすることが出来ます。」
と説明には書いてありましたが、う〜んよくわからないですね。
でもせっかく行く日にやってる特別な儀式だし、誰でも出来るんだから!
とミーハー心丸出しでLet'sチャレンジ!
正確には覚えてないけど9時頃整理券頂いて11時半くらいの回だったと思います。

それまでの間にとりあえずは本日お世話になる宿坊へ荷物を置きに。

壇上伽藍のすぐ側にある遍照尊院さん。
http://www.henson583.com/


そして宿の隣りの霊宝館で快慶作の四天王像等
かっこいい仏教美術を堪能した後再び根本大塔へ。

雨の根本大塔。
この朱が一際美しい建物の中に
これまた極彩色の立体曼荼羅がドドーン!とおわすわけですよ。
すごい!かっこいいいぃぃ!!まさしく宇宙!!!
胎蔵界金剛界両界曼荼羅から
根本大塔には胎蔵界大日如来を中心に
金剛界の四仏・十六菩薩がいらっしゃいます。
ちなみに壇上伽藍の奥にある西塔には非公開ですが
この逆の組合せの立体曼荼羅があるそうです。
全く信心などない私ですが、
こりゃあすがりたくもなるようなぁ〜と思わされましたよ。


そろそろ時間になったので結縁潅頂が行われる金堂へ。


お坊さんが続々とはいっていきます。
なんだか緊張してきたぞう。
私もおそるおそる入壇するとそこはろうそく(?)の薄明かりでとっても厳かな雰囲気。
まず最初の部屋で説明と阿闍梨様に教えていただいた印を組みながら
「南無大師遍照金剛」とお唱えします。
大師も遍照金剛も空海の別名なので「あぁ空海さま!」ってことですね。
南無阿弥陀仏」や「南無妙法蓮華経」と同じ。
今本見て知ったんだけど、「南無」はサンスクリット語のナマスからきていて
「帰依」「感謝」を表すそうなんだけど、
インドの挨拶のナマステと同じ語源なんだね!
なるほどなぁ〜。興味深い。
脱線しました。このままだとどんだけ長くなるんだ。


こころが落ち着いてきたところで次の部屋へ移り
もうひとつ教えて頂いた三昧耶戒真言(さんまやかいしんごん)
「オン サン マヤ サト バン」
を唱えながら自分の儀式の順番がくるのを待ちます。
その間しきりの向こう側か見えないところから
ものすごい数であろうお坊さん達の読経が響き渡り
もうなんだかトリップ状態wこれぞ密教!秘密の儀式!って感じw
この「オン〜」ってのもなんかあやかしやっつけられそうでかっこいいよね!
とか結局雑念だらけで心が澄んでない私で申し訳ありませんでしたw
いえ決してふざけてるわけではないんですがね。


そしていよいよ私の結縁の番!
紙で目隠しをし、印を結び真言を唱えながらお坊さんに手をひかれ曼荼羅の前へ。
お坊さんの合図で先程手に挟んでもらったお花を曼荼羅の上に落とします。
目隠しを外すとお花(というかはっぱだったけど)は大日如来様の上に落ちていました。
「これで大日如来とご縁が結ばれました。」
わーい。大日如来様とお友達だ〜。←失礼すぎ。
でも大日如来様に見守られていると思うと悪いことできないし、
ちゃんとしなきゃなって気分になってくるから不思議。
子供みたいな発言ですかねうん。
「宇宙(=大日如来)と我は既にひとつなり」の境地?
まぁ正直そこまではわからないけどなんかありがたかった!


そのあと阿闍梨様より大日如来智慧の水を頭に注がれ
手に金剛杵という法具を持たせて頂き真言を授かりました。
これは煩悩の闇から道しるべを与えていただくという意味らしいです。


この後通路に沿って数々の素晴らしい仏像を拝みながら出口へ。
先程のはっぱや目隠しの紙、お札のようなものをまとめていただき終了です。


更にその先では結縁潅頂限定の御朱印もいただき、
震災の募金箱があったのでいれたら塗香(ずこう)という
手を清めるお香もいただいちゃいました。


いやいやもう初っ端からありがたさ満点!大満足!
もう心がお腹いっぱいなのでお昼は適当にすませつつ
お土産を散策しながら次は奥の院方面へいってみますよ。


〜長くなったからつづく〜