「魍魎の匣」

2日連続で映画です。年内のノルマ調整。
京極堂シリーズは、前作で関口を演じた永瀬正敏さん目的で観にいき、
魍魎の匣」もその時小説で読みました。
今回は永瀬さん出ないからどうしようかと思ったけど、
あの分厚い小説をどうまとめるのかが気になって結局観にいってしまいました。
ぶっちゃけ読んだの結構前なので「アレ?こうなるんだっけ?」ってところもあったけど
まあ上手いことよくまとめたほうなのかな〜?とは思います。
原作とは別もんと捉えれば。
でもあれどうなんでしょうね?原作読んでない人にとっては辻褄あって観れたんですかね?
久保俊公とか御筥様とかの説明や加菜子と頼子の関係とかがあまり描かれていなかったので
話が繋がってくるのに多少無理があるような気がしちゃいましたが。
ダヴィンチ・コードでも思ったけど、単なる小説のダイジェストみたいな感じ。
思い切って事件1コ丸ごと削っちゃってもよかったのかもね。
御筥様はなくても話繋がったでしょきっと。
あとこの話、小説ではは木場修が割りとメインで進んでいくので
宮迫さん大丈夫か?と思ってたんですが、その部分ガッツリカットされてたのはナイス判断☆


でもなぁ〜。やっぱり椎名桔平さんの関口は違うなぁ。。。w
永瀬さんじゃなきゃダメ!とは言わないけど、
この役はどっちかっていうと吉岡秀隆さんでしょうw
あんな明るいオトボケキャラの関口はダメでしょ。
関口は卑屈で神経質でなくっちゃw
ついでに言うなら久保俊公も、クドカンではなくて成宮くんでお願いしたかったw


映画全体、総じて明るくて微妙にコメディタッチでさえあったのが気になった。
前作からおどろおどろしさ50%カットでお届けします♪ってな感じ。
監督が変わったからではあるんだろうけど、私は実相寺昭雄監督版のが好きだったな。
おどろおどろしくない妖怪ものなんて最早妖怪ものではないでしょう。
まぁ。。。そのほうが観やすくはあるんでしょうがなぁ。。。
客層拡げたらこうなるよね?って印象。スポンサーの意向なのかな?
私が好きでないだけでそれはそれでありだとは思いますが。


美作研究所のセットは凄かった!!
もうあれだけでも観る価値はあり!
てか私はアレ観るためだけに観たようなもんだもん。
その部分では非常に満足いきました♪
自分の想像の中の建物とは違ったけど、
あぁこうゆう風なのも面白いなぁ、と思った。
まぁ、時代的なもんもおかしくはあるんですがそこはご愛嬌でw
その辺、上手くはまれば小説映画化の醍醐味になりますよね。
あとは箱にみっしり詰まってる絵も見たかったんだけどなぁ。
みっしり。


まぁ正直最初から期待はしてなかったから。
なるほどこうゆう風に仕上たのか。ってのが確認できたから満足です。
次「狂骨の夢」はどうなるのかな?また監督変えてくるのかな?