「陰日向に咲く」

ナイスキャスト&ナイス脚色☆
そして改めて劇団ひとりの才能にただ脱帽です。。。


原作が面白かったぶん、
映画はさほど期待してはいなかったんだけど


いや、なんかよかったなぁ〜w


見終わった後
しみじみ。。。というか、ほっこり。。。というか
「人生捨てたもんじゃないよね〜w」っていうような、
それこそ宮崎あおいじゃないけど
「明日はきっと晴れるよ♪」っていう気持ちにさせてもらいました。


そのへん、原作にはないところなんだけど
原作の世界観を見事に表しているのではないかと。
もうこのセリフひとつでこの映画にやられたなwと思ったよ。


しょーもない人達のしょーもない毎日のしょーもない出来事が
いくつも重なりあって、しょーもなくないナニか。を生み出していく。。。
あぁ。。やっぱり全然うまいこと言えないけど。
要するにベタに言うと人生の応援歌っての?
立派な人生送ってなくたって、みんな一生懸命生きてるよね☆っていう。
深い人間愛というようなものを感じずにはおられませんわな。


そんな物語を書いちゃう劇団さんって、やっぱり奥が深い。。。


でもまぁ、映画の物語は原作から微妙にアレンジされてますけどねw
一人称で語られているオムニバス形式の小説を
上手いこと1本化して映像にのせたな〜と感心しきりです。
付け加えられたエピソードも秀逸。
本来はなかった設定である2人をリンクさせたこともすごく効果的だったとは思うけど、
それによってオタクとアイドルの部分だけが妙に浮いちゃった感もなきにしもあらず。
色んな人達が、すこ〜しずつ微妙にリンクしてくることがこの話の面白いところで
映画でもその面白さは変わっていないんだけど
ある部分でリンクを強化したことと原作から1話まるまるストーリー省いちゃったことで
オタクとアイドルの話だけが全く関係のない話として存在してるようになっちゃったからね。
もしかしたらここも抜いちゃってもよかったかもしれないけど、
でもこの話は抜けないよなぁ〜wだって一番いい話だもん☆
うん。
だからやっぱこのストーリーはこれでよしとしよう。100点。


あとは役者さんも良かったなぁ♪
西田敏行さんも三浦友和さんも塚本高史さんも文句なし☆
岡田准一君は最初イメージあってないかなぁ?とも思ったけど
こういう脚色のもとではあえてそれが映画的でよかったのかも。
原作よりもリンクの度合いが増したストーリーの中で、
誰も彼もが色のきついキャラだとごちゃごちゃしすぎちゃうもんね。
軸となる岡田くんと宮崎あおいちゃんはスッキリとしててくれたので
泥臭すぎなくというかあんまり重たくならずにというか
せつない気持ちにならずに気持ちよくみれたのかな?と感じました。


帰ってもう一度原作読み返したくなりました。
でも今友達に貸しちゃってるんだよなぁxxx
しくじった。読んでから貸せばよかった。
でもまぁ映画と小説は別ものですから。
落ち着いたころに返してもらってじっくり読むとしよっと☆


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